香川県立図書館、高松市中央図書館と近所の図書館をハシゴし、休暇中に読む本をしこたま借りてきました。これで年越しの準備は万端。年賀状は・・・これから書きます。
さて、作家「近藤史恵」さんのブログで紹介されていました。
kazは根っからの生物人間で、物理や化学は中学卒業以来、敬遠し続けてきましたので、このきっかけがなかったら読まなかった本でしょう。
「核兵器のしくみ」 山田克哉 (講談社現代新書 ISBN4-06-149700-6)
良書。一般大衆向けの新書はこうでなくっちゃ。
核の平和的利用が「原子力発電」。日本の電力量の約半分を担っています。今の日本にもはや無くてはならないもの。
一方、日本は唯一の被爆国。核を無差別大量殺戮兵器として用いたのが「原子爆弾」。
利用の仕方で相反する機能を発揮してしまう“取扱注意”の核。その核に関する基本は、本書におまかせあれ。
小難しい理論の説明は他書に任せ、核の理解に最小限必要なテクニカルタームを平易な言葉で解説。読み手の容易な理解・・・これに配慮された本。物理学素人のkazも十分に理解できました。
読み進むにつれ、日頃から新聞やニュースで見聞きする「ウラン」、「プルトニウム」、「核分裂」、「核融合」、「原子炉」、「高速増殖炉」、「劣化ウラン弾」、「軽水炉」といった言葉の意味が、次々と明らかになっていきます。
ボロボロと音を立てて目からウロコが落ち、ページをめくる手が止まりません。久しぶりに読書で興奮しました。知識を得ることの楽しさを実感しました。
原子力発電に対する国民のイメージはどのようなものでしょうか。「危険」、「不気味」といったマイナスのものが多いように思います。
しかし、実際の原子力発電がどのようなメカニズムで行われているかを理解せず、チェルノブイリやスリーマイル島の事故だけを例に挙げて、危険と言っている人も多いかと思います。
そうではなく、何故危険なのか、本当に危険なのかなど、知識を持って賛否を議論すべきでしょう。その知識を得るのに最適な一冊です。
ニュースや新聞を見聞きする際の視点を変えてくれる一冊。
文句なく、“おすすめ”です。
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